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  <title>moonscape</title>
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  <description>読んだ本の覚え書。</description>
  <lastBuildDate>Mon, 30 Apr 2012 11:58:40 GMT</lastBuildDate>
  <language>ja</language>
  <copyright>© Ninja Tools Inc.</copyright>
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    <item>
    <title>海の天辺／くらもちふさこ</title>
    <description>
    <![CDATA[<font style="color:#008000;">＜あらすじ＞<br />
中学二年生の椎名和歌子（シーナ）は、在学中に引越しをせいたせいで、遠方から電車通学をしているのだが、ある朝、他クラスの担任教師である河野先生と、偶然同じ車両に乗り合わせる。<br />
車で事故を起こし、電車通勤を余儀なくされている河野先生とシーナは、しばらくの間、毎朝一緒に学校へ通うことになるのだが――。</font><br />
<br />
これぞ、ＴＨＥ少女漫画、といった感じの作品です。<br />
オトメの夢「教師と生徒のラブストーリー」よ～！！<br />
今から思えば、私の「歳の差萌え」は、これから始まったのかもしれません。<br />
なんといっても、河野先生が、カッコいいんだよねぇ。<br />
くらもち作品にはよく出てくるタイプのキャラです。「東京のカサノバ」の暁とか、「アンコールが３回」の不破とか、そういうマイルドな系統。<br />
何か説明しがたい不思議な魅力があるんですよね。ひょうひょうとしているようで、焦ったり、怒ったり、格好悪いところもちゃんとある。でも、全体的な印象としては、欠点がない&hellip;&hellip;といった感じで。<br />
やはり、上手く説明できません。<br />
とにかく、女にとっては相当理想的な男性像であることは確かです。<br />
こんな人、滅多にいませんが、昔、私の職場の先輩に奇跡的にそっくりな雰囲気の人がいました。二枚目ってわけじゃないんだけど、ちょっとした態度や仕草、口調が妙にかっこいいという人が。（キザとは違います）<br />
くらもち先生は、そういう男の人を描くのが上手い！それに、相手となる女の子もちゃんと魅力がある。<br />
主役の少女が、ちょっと引っ込み思案というパターンも、くらもち作品では多いです。<br />
可愛いんだけど、ブリッコとは違う、等身大の素直な女の子の良さというのが、出てます。<br />
しかし、正直なところ、河野先生よりもだいぶ年上になってしまった今、改めて読むと「いかがなもんかねぇ」という感想を抱かないでもない&hellip;。<br />
教師が十五歳の女の子とできちゃうなんて、実際にあったら、とても素直に祝福できない、難しい話になっちゃいますよ。<br />
だからやっぱり、河野先生は、本当は大人になりきれてなくて、まだまだ青い未熟なところのある人なんですね。<br />
彼の、そういういい加減だったり、定まりきれてない気持ちも、漫画の中ではちゃんと描かれているので、作品として隙はありません。<br />
そういうところもひっくるめて見た場合、単なるハッピーエンドではない、ほろ苦い側面もあって、奥が深いなあ、青春漫画としてよくできてるなあ、と思います。<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>少女漫画</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E6%BC%AB%E7%94%BB/%E6%B5%B7%E3%81%AE%E5%A4%A9%E8%BE%BA%EF%BC%8F%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%82%E3%81%A1%E3%81%B5%E3%81%95%E3%81%93</link>
    <pubDate>Mon, 30 Apr 2012 11:58:40 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>永遠の森　博物館惑星／菅浩江</title>
    <description>
    <![CDATA[<font style="color:#008000;">＜あらすじ＞<br />
地球の衛星軌道上に浮かぶ巨大な博物館「アフロディーテ」を舞台に、芸術にまつわる人間の心の物語が描かれる。</font><br />
<br />
素晴らしい作品だというのは分かるのだが、私にはどうやら合わないようで、途中で飽きてしまった。<br />
ギリシャ神話由来の単語や、詳細には理解しがたい科学的な言葉で彩られた文章は魅力的だし、話の内容も、人情話的な趣があり、ちょっとした謎解きも用意されていて、良くできている。<br />
多分、私がハマれなかったのは、登場人物の心理が感情的に描かれすぎているように感じたからだと思う。<br />
この本は、センチメンタルな味わいを楽しむ類の小説だと思うので、人物の心理を掘り下げるのは良いのだが、それなら、文章の視点の主である男性は、（表層だけでもいいから）もっと冷徹な目を持つ人間にしてほしかった。<br />
主役の感情が地の文にも入り込むせいで、なんだか小説全体が情緒不安定に陥っているように思えて、読んでいる私としては、イライラしてしまった。<br />
「世界中の美が集まる惑星」という夢のような設定が用意されているのなら、もっと高い場所から、私はその世界を眺めてみたかった。<br />
でも、これは好みの問題だろう。人間の心のありようを詳細に説明されるのが、私は元々あまり好きじゃないので。<br />
この本が、良い作品だというのに異存はありません。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>SF小説</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/sf%E5%B0%8F%E8%AA%AC/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE%E6%A3%AE%E3%80%80%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E6%83%91%E6%98%9F%EF%BC%8F%E8%8F%85%E6%B5%A9%E6%B1%9F</link>
    <pubDate>Mon, 30 Apr 2012 09:14:45 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>人生は野菜スープ／片岡義男</title>
    <description>
    <![CDATA[<font style="color: #006400">（表題作「人生は野菜スープ」のあらすじ）<br />
無職の志郎と娼婦の美恵子は、ふとしたことから映画館で知り合う。<br />
付き合ううちに、志郎は美恵子の住まいで暮らすようになり、ヒモのような状態になる。<br />
ある日の何気ない会話の中で、志郎が百万円を貯めてみたいということを言うと、美恵子は自分ならすぐに貯められると言い出し、仕事に精を出し始める。<br />
今日はこれだけ稼いだ、今日はあまり稼げなかった、と言いつつ、二人の生活は過ぎていったのだが&hellip;。</font><br />
<br />
一年くらい前に初めて読んで以来、大好きな片岡義男の短編集です。<br />
この人の話って、特別事件が起きるわけでもなく、目を瞠るようなオチがあるわけでもなく、至極淡々と時間の流れを描くだけなのだけど、すごく魅力があります。<br />
読むたびにすごいと思うのはその独特な文体です。<br />
人物の感情や心情は、直接的に書かれず、「悲しい」やら「悔しい」「愛しい」などという表現はほぼ出てきません。しかし、人物の行動と風景の詳細な描写で、その人物の感情が滲み出るように、読者に伝わってきます。<br />
あまり饒舌に語られると、人間というものは疑心を抱くものですが、片岡義男は、人物の具体的なアクションによって、気持ちを語るので、スッと心に入ってきますし、より深く理解もできます。<br />
表題作も、一見すると、妙にあっさりとした付き合いの男女のように思えますが、彼らが起こす行動の一つ一つをしっかり追いかけると、二人の間には確かな愛情が存在していることが分かるのです。<br />
もっと、評価されていい人だと思うんですけどねぇ&hellip;&hellip;。<br />
村上春樹と文体が似てると言われるらしいけど、私個人の感想としては、片岡義男の、地に足がついた感じの話の方が好感持てるし、面白いんだけどな！<br />
特に、給料日は傑作です。主人公の行動の理由も意味も分からないのに、とりつかれたように最後まであっという間に読んでしまった。<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>現代小説</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%B0%8F%E8%AA%AC/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AF%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%EF%BC%8F%E7%89%87%E5%B2%A1%E7%BE%A9%E7%94%B7</link>
    <pubDate>Sun, 18 Sep 2011 18:03:17 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>星降り山荘の殺人／倉知淳</title>
    <description>
    <![CDATA[<br />
<font color="#808000">広告代理店に勤める和夫は、上司とトラブルを起こし、芸能マネージメント部門に左遷されてしまう。<br />
そこで彼が付き人としてつくことになったのは、スターウォッチャーなる肩書きを持つ、星園という気障な男だった。<br />
星園は頭が切れ、初対面の席で和夫に見事な推理を披露する。<br />
初めて顔を合わせた翌日、星園は仕事で秩父の山荘へと招かれ、和夫もそれに付いていく。<br />
しかし、そこで彼を待ち受けていたのは、不可解な連続殺人事件だった――。<br />
<br />
</font><br />
＜以下、ネタバレ記述があるのでご注意を＞<br />
<br />
読後に、もやもやとしたものが残る話。多分、推理小説としては、よくできてる。でも面白くない。<br />
<br />
え～、やっぱりそうなっちゃうの？<br />
真相が明らかになったとき、私はそんなことを思い、がっかりした。<br />
まさか、そういうオチじゃないよね。こんなところで騙さないよね&hellip;&hellip;。<br />
と、読みながら懸念していたことが、事実になってしまったからだ。<br />
読者への挑戦&hellip;&hellip;と見せかけて、そこに細工をしかけるのはないわー。<br />
（おまけに分かり易すぎ）<br />
フェアではありますけどね。嘘は言ってないけど。<br />
シークエンスごとの注意書きは、要らなかったような気がします。<br />
まあ、結局のところ、読者の信頼を引き付けておいて騙すようなことをするのなら、もう少し後味良くしてほしいです。<br />
犯人の豹変振りも、私にはなんか気分悪かったです。<br />
初めの方で出てきた打ち開け話は本当だったのか、嘘だったのか、その辺のところが曖昧なままなのも、気になるし。<br />
最後のご都合主義的な大団円が、馬鹿馬鹿しくて笑えたのが、まだ救いでしょうか。<br />
<br />]]>
    </description>
    <category>ミステリ・サスペンス</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9/%E6%98%9F%E9%99%8D%E3%82%8A%E5%B1%B1%E8%8D%98%E3%81%AE%E6%AE%BA%E4%BA%BA%EF%BC%8F%E5%80%89%E7%9F%A5%E6%B7%B3</link>
    <pubDate>Thu, 09 Dec 2010 05:54:35 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>月の子／清水玲子</title>
    <description>
    <![CDATA[<font color="#006600">ニューヨークでダンサーをしているアートは、車の運転中、道路に飛び出してきた少年を避けようとして、事故を起こしてしまう。<br />
病院のベッドで目覚めたアートだったが、そこには事故の原因となった少年もいた。<br />
少年に怪我はなかったが、事故に巻き込まれたショックのせいか、それまでの記憶を無くしており、アートはやむなく彼を保護する羽目になる。<br />
アートは少年にジミーという名前をつけて弟のように可愛がるが、実はジミーは月からやってきた人魚であり、いずれは女性化して子供を生まなくてはならないのだった。<br />
ジミーはやがてアートに想いを寄せるようになるが、アートは全く気が付かない。<br />
そんなジミーの前に、母親の元婚約者の息子という人魚が現れて&hellip;&hellip;さあ、どうなる！？</font><br />
<br />
そんなこんなで幕が開き、最終的に物語はチェルノブイリ原発で事故が起こるかどうか、という話になる。<br />
いやいや、大事なのは、ジミーとアートの愛の行方なわけですが。<br />
今から思えば、この漫画を描いてたときが、清水玲子の一番いいときだったんじゃないか。<br />
絵の出来なんか、完璧っつーくらいに美しいし。<br />
最近あんまり読んでないけど、輝夜姫になると、なんかキャラが肉感的になりすぎちゃって、どうもなー。<br />
それはさておき。<br />
笑いもあり、サスペンスの要素もあり、でも、本筋は正統派のラブストーリーっていうところがイカス。<br />
なんたって主人公は人魚だもの。そして、相手の男は売れないダンサーだもの。舞台はニューヨーク。<br />
ロマンチックすぎる&hellip;&hellip;。<br />
読んでいた当時、私が萌え死んだのも、無理はなかったのである。<br />]]>
    </description>
    <category>少女漫画</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E6%BC%AB%E7%94%BB/%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%AD%90%EF%BC%8F%E6%B8%85%E6%B0%B4%E7%8E%B2%E5%AD%90</link>
    <pubDate>Sun, 13 Sep 2009 09:31:56 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>葉桜の季節に君を想うということ</title>
    <description>
    <![CDATA[<font color="#006600">主人公の成瀬将虎は、自称「なんでもやってやろう屋」。ガードマンやパソコン教室の講師などをしながら暮らしている。かつては、探偵事務所に勤務していたこともあった。<br />
そんなある日、彼は出身高校の後輩であるキヨシから、とある相談を持ちかけられる。<br />
キヨシは密かに「愛ちゃん」という女性に想いを寄せているのだが、その「愛ちゃん」の身内が突然亡くなった。<br />
原因は交通事故だったのだが、どうも意図的に仕組まれた殺人なのではないかと、「愛ちゃん」は疑っているのだという。<br />
キヨシは悩む「愛ちゃん」を助けるために、元探偵である将虎に、事件の真相を探ってくれと頼むのだが&hellip;。<br />
</font><br />
以下、ネタバレに繋がる記述も、あるかもしれないので、ご注意ください。<br />
<br />
ミステリ好きの間では有名なタイトルの、この作品。<br />
「騙された」との声多数であり、私も期待して読んでみましたが、実際、騙されました。<br />
どんなオチが仕掛けられているのだろうと、構えて読んでいたので、文中色々と気になる点はあったのですが&hellip;&hellip;なるほどねぇ、と後から見直すと、感心しきり。<br />
大体、冒頭の唐突な濡れ場描写からして、意味があったわけですよ。<br />
あそこで読者の思い込みが構築されたのだ&hellip;&hellip;。<br />
まあ、細かな齟齬を探したがるような人以外なら、十分に楽しめる作品です。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />]]>
    </description>
    <category>ミステリ・サスペンス</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9/%E8%91%89%E6%A1%9C%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%AB%E5%90%9B%E3%82%92%E6%83%B3%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8</link>
    <pubDate>Sun, 13 Sep 2009 07:28:31 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>オデッサ・ファイル／フレデリック・フォーサイス</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font color="#009900">６０年代の西ドイツ。ペーター・ミラーという記者が、一冊の日記を手に入れたことから、物語は始まる。<br />
その日記の作者は、年老いたユダヤ人であり、日記にはナチスから受けた虐待が、細かく記されていた。<br />
最初のうちは興味本位で読んでいたミラーだったが、やがて、その日記の中に、彼にとって重大な事実が書かれていることに気がついて&hellip;&hellip;。<br />
</font><br />
ジャッカルの日が面白かったので、また読んでみました、フォーサイス。<br />
オデッサは、ナチス親衛隊（ＳＳ）の救済を目的とした組織である。<br />
で、オデッサ・ファイルというのは、そのＳＳのメンバーの個人情報が記された文書のことで、戦後、匿名で暮らしている元ＳＳにとっては、非常に恐ろしい代物なのである。<br />
タイトルに冠されている割に、オデッサ・ファイルは中々、ストーリーに出てこないのだが、終盤近くなって、ようやくその存在が明らかになり、読者としては、なんとなくニヤリとしたくなる。<br />
ざまあみろ、ＳＳのクソ野郎どもが！！<br />
と毒づきたくなる。<br />
しかしまあ、この本読んでると、本当に世の中納得のいかないことが多いよなと、思います。<br />
収容所に送られながらも生き延びたユダヤ人が、貧困の中で死んでいく一方、ＳＳの幹部はちゃっかり会社の社長になってたりするんだから、嫌になる。<br />
恥知らずが。<br />
でも、そんなユダヤ人がイスラエルという国を作って、また争いを繰り返し、血を流している。<br />
散々踏みにじられた屈辱や痛みを知っていても、今のイスラエルは、自国にとって暴力はどうしても必要なことだと言うんでしょうな&hellip;&hellip;。<br />
閑話休題。<br />
一見固そうな話にも見えるが、しっかりエンターテインメントしていて、さすがに面白い。<br />
内容は主人公の復讐譚であり、徐々に敵に近づいていくところは、わくわくする。<br />
しかし、運が味方しすぎという気もする。<br />
結末は、「はぁ～そうですか」<br />
別に後味が悪いわけではないが。<br />
悪は栄えず&hellip;&hellip;とも、滅びもしないんですかねぇ。<br />
<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>ミステリ・サスペンス</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B9/%E3%82%AA%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%EF%BC%8F%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B9</link>
    <pubDate>Mon, 31 Aug 2009 15:51:40 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ガラスの動物園／テネシー・ウィリアムズ</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font color="#006600">１９３０年代、不況のアメリカに暮らす、とある一家を描いた戯曲。<br />
三人家族である彼らは、それぞれが、現実的な幸せから、自分がはみだしていると感じている。<br />
夫に捨てられた母親のアマンダは、華やかだった若い頃のことを懐かしがり、娘のローラはひどく内気で人付き合いができず、自分の世界に閉じこもっている。<br />
そして息子のトムは、仕事中に密かに詩を書いているような文学青年で、口うるさい母親や、つまらない倉庫の仕事など、自らの環境の全てにうんざりしている。<br />
劇は、その息子の語りによって進行していく。<br />
</font><br />
「ガラスの動物園」というタイトルが、まず印象的である。<br />
どこかむなしくはかない響きでもあり、また例えようもなく美しいものにも思える。<br />
追憶の物語である、この作品によく合っている。<br />
この本は、正直、読むのが辛かった。<br />
ローラとトムの気持ちが、嫌になるほど理解できたからである。<br />
「これは私のことを書いている」<br />
という、読書感想でよく目にするフレーズが、思わず私の頭を過ぎった。<br />
普通の人々が、普通に手にしている幸せが、どうしても手に入らない。<br />
そして、それを自分が本当に欲しいのかもよく分からないまま、日々、焦りは募る。<br />
夢はあるけれど、それが実現するあてもなく、家族からはせっつかれて、あげく誰にも私の気持ちは分からない！と不満だらけ&hellip;&hellip;。<br />
私の悩みが、そのままローラとトムに投影されているようだった。<br />
終盤、物語は苦い展開をし、やがて印象的な結末を迎える。<br />
最後のトムの独白が、胸を打つ。<br />
苦しみは永遠に抱き続けなければならないということか。<br />
しかし、テネシー・ウィリアムズは物語を美しく終わらせてくれた。<br />
読んでいる間は苦しかったが、読了後、私は、この登場人物たちの心境に寄り添えたことを、嬉しく思えた。<br />
<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>戯曲</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E6%88%AF%E6%9B%B2/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%8B%95%E7%89%A9%E5%9C%92%EF%BC%8F%E3%83%86%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%82%BA</link>
    <pubDate>Thu, 27 Aug 2009 16:12:40 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">yagami9.blog.shinobi.jp://entry/27</guid>
  </item>
    <item>
    <title>まんが道／藤子不二雄Ａ</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font color="#009900">満賀道雄は、漫画を描くことが大好きな小学生。<br />
戦争が終わり転校した先で、彼は同じく漫画好きなクラスメートの才野茂と出会う。<br />
漫画を描くことへの情熱を燃やす二人は、互いに切磋琢磨しながら、固い友情を育んでいく&hellip;。</font><font color="#006600"><br />
</font><br />
藤子不二雄Ａの自伝的作品である。<br />
主人公の満賀道雄がＡ先生、才野茂がＦ先生、ということになる。<br />
満賀道雄って、すごい名前。相方に才野茂って名づけるのも、すごいが&hellip;。<br />
しかし、昔の漫画の名前のつけ方って単純だなー。<br />
作中で出てくる、満賀と才野の合作作品、宇宙飛行士を目指す少年の名前が、「ロケットくん」だもの。<br />
それはさておき、この作品、噂にたがわず名作である。<br />
良質の青春漫画（変換しようとすると満賀と出る&hellip;）であり、かつギャグ漫画としても質が高い。<br />
シュールというか、不条理っつーか。<br />
（作者のＡ先生が）笑わせようとしてるのか、それともごく真面目なつもりなのか、読んでる方としては、判断が難しい場面が多々出てくる。<br />
最初期のあすなろ編でよく使われた、やたらに陰影のコントラストの強いコマ。<br />
満賀の、銭湯のペンキ絵趣味。<br />
夜中にシュークリームを食べながらコリアーズを見る満賀。（このときの満賀の顔が最高）<br />
などの妙なエピソードは、読めば必ず忘れられなくなる。<br />
<br />
とあるブログで、才野はタカトシのトシに似ている、と書かれていたが、まったくその通りで、本当に似ている&hellip;&hellip;。<br />
<br />
<br />
&nbsp;</p>]]>
    </description>
    <category>漫画</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E6%BC%AB%E7%94%BB/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E9%81%93%EF%BC%8F%E8%97%A4%E5%AD%90%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E9%9B%84%EF%BD%81</link>
    <pubDate>Wed, 22 Jul 2009 18:12:20 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">yagami9.blog.shinobi.jp://entry/26</guid>
  </item>
    <item>
    <title>カンビュセスの籤／藤子不二雄</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><font color="#009900">藤子・F・不二雄のSF短編集。<br />
</font><br />
もの凄い分厚さの愛蔵版の第一巻である。<br />
読んでいると、段々疲れてくるが、それでもページを繰る手が止まらない。<br />
以下、印象に残った作品。<br />
&nbsp;</p>
<p><font color="#009900">＜ノスタル爺＞<br />
太吉は戦後三十年間ジャングルに一人取り残される。<br />
やがて発見され、帰還した彼を待っていたのは、ダム建設のために水没した故郷の村と、妻の墓だった。</font><br />
気のちがった爺さんの、「抱けーっ！」という台詞が忘れられない話。<br />
主人公の選んだ生き方は、美しいようでもあるが、「抱け」と叫んだ爺さんの心情を思うと、彼にとって運命はあまりに残酷である。<br />
いつか、閉じられた時の流れが変化することがあるのだろうか？<br />
<br />
<font color="#009900">＜ヒョンヒョロ＞<br />
ある日、小さな男の子マーちゃんの前に、円盤に乗った大きなうさぎちゃんが現れる。<br />
うさぎちゃんは、「ヒョンヒョロ」なる物をよこさないと誘拐する、という手紙をマーちゃんに渡す。<br />
しかし、マーちゃんの両親や警察もその手紙を真剣に読んでくれないのであった&hellip;。</font><br />
うさぎちゃんは可愛い。しかし、どことなく&hellip;&hellip;。<br />
F先生の絵柄だからこそ生まれる、終盤の一コマの破壊力がすごい作品。<br />
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<font color="#009900">＜ミノタウロスの皿＞<br />
乗っていた宇宙船が故障し、主人公（２１エモンそっくり）は命からがら、見知らぬ星へと降り立つ。<br />
そこで彼は、ミノアという地球人と同じような姿をした少女に助けられる。<br />
ミノアは美しく、優しかったが、食事のことを「エサ」と言ったり、自分の体に傷がつくことを異常に嫌がるなど、どこかが変。<br />
あるとき、指にバラのとげが刺さってしまったミノアは、医者を呼ぶ。<br />
しかし、やってきた医者は、なぜか二足歩行をする牛だった！？<br />
<font color="#000000">F先生の短編の中でも、特に有名な作品。</font><br />
</font>「生き物を食べる」ってことは、日常行っていることだが、デリケートな問題である。<br />
何なら食べてもいい、何なら食べてはいけない。<br />
誰にも明確な答えは出せないが、心情的に自分が食べたくないもの、人に食べられたくないものはある。<br />
鯨を食べるなとか、犬を食べるなとか。しかし、それが正しいと言い切れるわけがない。<br />
それなら、犬はだめで牛はいいのかという話になる。野菜だって、生きている。<br />
つまり、人間皆、食べ物に関しては矛盾を抱えているわけである。<br />
ラストシーンの主人公のように、結局そうして生きていくしかないのだ。<br />
要は、その割り切れなさを自覚しろってことだろう。<br />
とはいえ、会話の成り立つ相手を食べるのは、かなり抵抗があると思うが&hellip;。<br />
それにしても終盤、ミノアが宴の場に運ばれていくシーンが素晴らしい。<br />
コマの流れがまるで映画のようで、かっこいいのである。<br />
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    <category>漫画</category>
    <link>http://yagami9.blog.shinobi.jp/%E6%BC%AB%E7%94%BB/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%A5%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B1%A4%EF%BC%8F%E8%97%A4%E5%AD%90%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E9%9B%84</link>
    <pubDate>Thu, 25 Jun 2009 15:08:31 GMT</pubDate>
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